患者は、小児から高齢者に至るまで幅広く、聴覚、音声言語、嚥下といった日常生活で重要な働きを行う器官が治療の対象となります。
耳、鼻、咽頭など耳鏡やファイバーなどの機器を使用し、外から見える部位が多く、視診が診断、治療の上で重要になります。
対象疾患も、頭頸部腫瘍や慢性中耳炎、慢性副鼻腔炎等のような外科的治療が必要な疾患と、めまい、顔面 神経麻痺、感音性難聴等のような神経内科に近い疾患があります。
【研修の目標】
耳鏡、鼻鏡、喉頭鏡による耳、鼻、咽喉頭の所見のとりかた。ファイバーによる咽頭、喉頭の診察。聴力検査の原理と結果の判定。 めまい患者に対する検査の進め方と平衡機能検査結果の判定。 耳、鼻のレントゲン写真の読影、頭頸部領域のCTの読影。 頭頸部悪性腫瘍に対する診断、検査の進め方。手術患者の術前、術後管理について。